柴田式読書感想文の書き方のポイント

読書感想文は「あらすじ」ではありません。

「感想文を書きなさい」というと
「あらすじ」の子が多いのです。

途中に「おもしろかったです。」
最後に
「また、読んでみたいです。」
という感想文では、「感想文」になりません。

では、いったい、どういうふうに書けばいいのでしょうか。

ポイントその1

感想文を読んでもらう相手を決めて書く。

①主人公に向けて手紙のような形式で書く。すると文が生き生きしてきます。
「○○さん、私はあなたの行動のここがすごいなと・・・」

②作者に向けて書く。相手を決めて書くと、それだけで文が訴える文になり、
力がでてきて引きしまります。

ポイントその2

もし、ぼく(わたし)だったら、こうするということを書く
もし、自分が主人公だったらこういうふうに行動するということを書く。
自分の体験を入れながら書くと、説得力が増す。

ポイント3

あたま、どう、しっぽ、を考えて書く。

①頭は、ただ一点、どこが心に残ったか、おもしろかったかを書く。
②胴(どう)は、そのわけを書く。自分ならどうするか、経験したことと比べて書く。
③しっぽは、こんなふうになるといいな、とか、わかったこと、や、自分の
過ごし方(生き方)で、変えられそうなことを書く。

本を読んで「これからの生活をこうしていくぞ」ということがあるといい。
国語では「はじめ、中、終わり」といい、もっと細かく、「起、承、転、結」
と、4つに分けるやり方もあります。


以上の3点に注意して書くだけでも「あらすじ」からぬけでることができます。
さあ、挑戦しよう!


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