教師なら誰でも知っていること  算数編  その1

1 算数の「問題解決学習」が一時期、問題になりました。

  一時間に一題か二題、練習時間も取れないで話し合いで終わってしまう。

  それなら、昔のように「注入式」で「やり方を教え」練習問題をやった方が

  効率的なのではないか、

「問題解決学習は経験の少ない子どもたちにとって


  本当に有効なのか」ということです。

2 いかにも「話し合いの過程が大事」で色々な意見を出し、公式や効率的なや

  り方を導き出すことが「問題解決学習」なのですが、(アクティブ・ラーニ

  ングにつながりますね)

  本当に、これが「有効なのか」「時間の無駄」じゃないのか。

  あなたはどう思いますか。

3 私は、「単元による」と思います。しかし、基本的には「教えた方が」

  効率的です。もっと大学生になって、「アクティブ・ラーニング」や「問題

  解決学習」ならわかりますが、

       何せ経験のない中で「考えを出せ」というの


  は要は「できる子」や「塾で先に勉強した子」の授業になってしまうのです。

  無理な話です。

4 算数=「問題解決学習」をやっている学級はどうしても進み方が遅れます。

  赤刷りの本に書いてある時間でできるわけがないです。

  これが「現場」と「机上の空論」とのギャップです。


5 それでいて、いざ算数のテストをやってみると、練習を多くやったクラスの

  方が「問題解決学習」をやったクラスより良かったということがあります。

  もちろん、様々な考えから一番いい問題解決をしていく方法を見つけ出す

  「問題解決学習」を否定しているわけではありませんが、全てを

  やるのではなく、「単元によって」区別すべきです。

  「過程が大事」でも「結果も大事」なのです。


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