子どもたちが戸惑う「概数」のポイント
1 「四捨五入」は子どもたちの理解は容易です。
ところが、「○の位までの概数にしなさい」という問題に引っかかります。
「○を」ならわかるのです。例えば、
「39.4の小数第1位を四捨五入しなさい」→小数第1位は4だから切り捨
て→つまり39.0になります。
「39.5の小数第1位を四捨五入しなさい」→5なので切り上げ→40.0
2 ここまではいいのですが、これからです。
「33695人を1万までの概数にしなさい。」→1万までの→30000人
「33695人を千までの概数にしなさい。」→千の位は3だが百の位が6なの
で→6は切り上げて→34000人
3 ポイントは「を」と「までの」です。
この違いをしっかりおさえなければなりません。
4 また、「以上」と「以下」「未満」の違いもポイントとなります。
自分の学校に当てはめて問題を出すといいです。
〇〇小は765人です。約、何人と言ったらいいでしょうか。
770人か800人か。これを「討論」すると「概数」の概念が身につきます。
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