夢のある指導要領に自分で変えよう
1 今年度の退職者は例年になく、多かったように感じました。
しかもあと退職まで2、3年残っているのに辞める人が目立ちました。
「大変になることがわかっている指導要領」
を目の前にして、途方に暮れる全国の教師たちの悲鳴が聞こえます。
2 しかし、「ものは考えよう」でマイナスをプラスにしましょう。
総合は行事の準備に全て当てましょう。これは数年前に許されることに
なりました。宿泊訓練、社会科見学、理科見学なども「総合」に入れ
ましょう。「生きる力」という言葉も死語になりました。
「生きる力」が「死語」なんて、漫才みたいですね。
3 コンピュータのプログラミングは外部の人に任せて、その時間を
事務処理に当てましょう。必要ないことをやることはありません。
「プログラミング的思考力」などは小学生のうちはいりません。
私の二人の息子がシステムエンジニアですから断言できます。
この「〇〇的」という言葉は曖昧さを表す言葉です。
しかしプログラムは多様な考え方をするためのものですから、本来
曖昧ではありません。一つ一つが完成されたものをどう組み合わせるか
それが「的」なのです。
4 「深い学び」も「浅い学び」もありません。
どれも「学び」はちょっとのことでも素晴らしいものです。
要は「自分のものになっているか」が言いたいのでしょうが、
例えば「ごんぎつね」で「ごんは満足だったのか」という問題を
取り上げたとしましょう。
「最後に頷いたから満足だった」という子もいるでしょうし
「死んでしまったら償いとはいえ、仕方ないから満足ではない」と
いう子もいるでしょう。
どちらも「深い学び」をしたね。ちゃんちゃん。
新美南吉は「分かり合えない悲しみ」「物語には悲哀がなければならない」と言っています。
こういった「話し合い活動」は今まで通りのことです。
「深く」考える必要はありません。「深い学び」とは何か、・・・
やめましょうね、言葉遊びは。
5 夢のある指導要領として「深く」解釈し、自分なりのものを作り上げて
いきましょう。
小学校教育 ブログランキングへ