日本の教育は「振り子」です
1 戦後は「児童中心主義」そして「民間教育運動」が様々おきました。
それは「日本の子どもたちを何とかしたい、自分で考える子にしたい」
という熱い教師の思いからでした。
2 その後、法則化運動や、ゆとり教育や、まさに時計の振り子のように
児童中心主義と教師中心主義と揺れているのです。
そして、今は「詰め込み教育」の側に回りつつ、「子どもとの対話」や
「深い学び」と両方の強みを生かしていこうとしています。
3 しかし、その方法は様々なので、教育現場は混乱状態。
教科書の分厚さを消化するには教材に強弱をつけるしか方法はありません。
時間が足りません。長い夏休みと言われてきましたが、今や3週間のところ
もあります。子どもたちは「おちこばれ」でなく「落ちこぼし」たまま
先に進むしかないのです。見ている時間などありませんから。
4 そして発表された「新学習指導要領」
今後の10年間を見据えたもの、のはずですが、ほとんど変わっていませ
ん。スピード感ゼロです。日本の教育が沈むということは未来が沈むという
ことです。
未来にお金をかけないのですから、今後は世界の中でも取り残される
存在になります。この「新指導要領」では確実になります。
そしてその兆候は見え始めています。
5 「TOKYO」が魅力的な街だったのは昭和の終わりまで。
そして他の都市はもっと遅れています。
人口の減少、過疎化、当たり前のことです。
僕も古臭い「世間体が一番」という田舎に戻る気はありません。
「多様性」が崩れた時、生物は死滅に向かいます。
生物多様性の原則があるからです。
6 僕は不遜な言い方で「炎上」するかもしれませんが「東京オリンピック」は
開かれないんじゃないかと感じています。生物的な「勘」です。
それまでに地震、地殻変動が起こり、「東京オリンピック」どころでは
なくなるという思いがしています。東南海トラフ地震も一度に起こる可能性
もあります。実際、このところの地殻の歪みは尋常ではありません。
次は6月15日までの1週間の地震。(東京大学地震研究所提供)
次は同地区の一ヶ月の地震。
東京、静岡など全滅です。 東京直下型東南海トラフ地震。
2012年に4年以内に起こると言われた確率は70%。それから一年過ぎています。
30年以内に起こる確率は98%です。
誰もこのことに騒ぎませんが、「東京オリンピックは開かれない」でしょう。
7 元に戻ります。とにかく今度の「新学習指導要領」は考え方が古いです。
(既報)
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