水泳を教えるのはクロールからは間違いだった
1 水を怖がる子はなぜ、怖がるか、わかりますか。
息ができないからです。
水を飲んでしまったり、鼻から吸ってツーンと鼻が痛くなった
りするからなんですね。
2 最初はシャワー→だるま浮き→蹴伸び→バタ足→手をかく→顔
を横→息継ぎ→クロール・・・と指導するのではないでしょうか。
3 そもそも「蹴伸び」はもう息ができないです。
だから、「手を耳の後ろにやって」などとまっすぐに手を伸ばし
て蹴伸びをします。
息ができないのは怖いからです。だから顔を上げます。すると
沈みます。いつまでたっても、この繰り返し、という場合がよく
あります。
4 これは指導の手順が違うのです。
クロール→平泳ぎ→背泳ぎ→バタフライ これが今まで。
背泳ぎ→くるりんクロール→クロール→バタフライ→顔出し平
泳ぎ→平泳ぎ これが息継ぎを考えた指導手順です。
5 背泳ぎができると「泳ぐことが楽しい」と感じます。
「まずは楽しさ」
なのです。何でもそうです。
「楽しいだけじゃだめだ目的がないと」なんていう人も
(特に公文書や文科省の冊子、内外教育しか読まない指導主事に多い)いますが、
「楽しいだけ」でも素晴らしいことなんです。
6 背泳ぎの仕方は簡単です。
思いっきりたくさんのヘルパーとアームヘルパーの補助具をつけます。
その量をだんだん減らしていくのです。
もちろん、バタ足は必須です。
背泳ぎができるようになること、これが一番最初です。
スイミングスクールでは背泳ぎからくるりんクロールへ
持っていきます。
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