教育の断捨離  その3です


1 教材研究は授業をやりながらやる。

  「マルまで読みましょう」と言って、国語の本を読ませます。
       1人ずつ交代で次々と読んでいきます。 

  その間に「発問」を考えましょう。


  しかし、大抵の場合、


  説明文なら、「問題の文はどの段落ですか」

  物語文なら、「主人公の気持ちが変わったのはどこですか」


  この二つで足ります。


2 算数なら、ドリルをやらせます。


  その間に「教材研究」をしましょう。

  社会なら本を読ませる間に、理科なら「観察している間に」


  授業中にやれば「教材研究」の時間はいりません。


3 帰りの会で「1日の振り返り」やっていませんか。

  無駄です。「〇〇さんが、蹴ってきたからやめて欲しいです」

  「〇〇さんが、いいことをしてくれました」(その場で紹介の

  方がいい)

  帰りの会は5秒で終わります。

  「明日は図工があります。持ち物をすでに言ってあります。

   忘れないようにしましょう。さようなら。」

  私のクラスが学校中で一番早く帰りました。

  6年生なのになんで1年生よりも早いんだと言われたことも。


4 子どもたちが早く帰れば、会議までの間に学級事務ができます。

  お便りを書くこともできます。成績処理もできます。

  カルテも書けます。


  このようにして「時間を生み出す」のです。


5 まとまった時間というのは学校には存在しません。


  細切れの時間をつないでいくのが仕事を早くするコツです。

  そのためにはパソコンはダメです。

  起動時間ゼロのアナログの仕事がいいです。

  あるいはスマホのメモ帳を活躍させて、音声入力するのも

  あとでパソコンに取り込めるのでいいです。


  スマホを教室に持ち込んではいけないという学校も

  あるようですが、時代錯誤も甚だしい。


  パワーポイントをユーチューブにあげて、それぞれの

  スマホで見るという方法ならいちいちプロジェクターを

  用意する必要さえありません。


  禁止でなく活用です。


6 バカな上司ほど「禁止」したがるものです。

  「活用」する上司と「禁止」する上司。

  どちらがいいかは一目瞭然です。

  子どもは走るのが当たり前。

  エントロピーの法則です。