卒業生に贈る言葉 文集用

1 卒業文集に載せるから何か書いてください、と

  言ってくることがあります。

  「文集委員」が 言葉を集めに来ます。

  私は6学年(当該学年)以外の受け持ちの時は

  いつも同じ言葉でしたので

  文集委員を待たせて、「今、書くからちょっと待って」

  と言って

  「ふまれても、ふまれても タンポポ」

  と書いて、タンポポの絵をさっと描いて、

  すぐにその場で渡しました。

  毎年同じですが、贈る子どもは別ですからいいのです。

  私の「信条」ですから。

2 学年で4分の1ページ書いてください、というのは

  すぐにその場で渡せません。

  仕方がないので、「明日、取りに来てください」

  と言います。

  なぜ日にちを置かないかというと

  仕事というのは「すぐに」「その場で」が

  原則なんです。

  後に行けば行くほど忘れるし、いやになるし、

  非効率度が増すのです。

3 学年のスタッフにはすぐに書いてもらいます。

  ・友達を大切に勉強は二の次だ
  ・いじめにあっても死んではいけない
  ・部活の先輩の腕を超えろ
  ・中学1年生になったらすぐに高校を決めろ
  ・中間期末はまとめノートを作るといいぞ


  このような「具体的なアドバイス」を書くのです。

  ・希望を胸に
  ・羽ばたけ中学へ
  ・部活と勉強を頑張れ


  などというようないい加減な言葉は書きません。

  より「具体」で言葉を書きましょう。