2月のこの時期は・・・

1 もう少しでこのクラスが解散になる、悲しい。

  もう少しでこのクラスが解散になる、嬉しい。

  あなたはどちらですか。

  全く正反対の感情はまさにこの1年間の「学級経営」を表しています。

  人間には「最終効果」というのがあります。

  マラソンの40km地点で「あと少しだ」と思うと

  力を出せるのです。

  この「最終効果」を良きにつけ悪しきにつけ、この2月は

  発揮しましょう。

2 また「終わりよければ全て良し」という言葉もあります。

  本当にその通りです。

  色々あったが、全て私の「糧」になった。

  「終わり良ければすべて良しだ」

  と思える時、人間は成長するし、次年度への希望も

  湧いてきます。

  そのために考えておくことを2つ言います。

3 一つ目。

  事務仕事(成績、要録、引き継ぎ、テストの処分、など)は

  この2月中に終わらせることです。

  3月は修了式、あるいは卒業式のみ。

  この気持ちがゆとりを生みます。

  教師にゆとりが生まれると子どもたちが安定します。

  二つ目。 

  「もうこの子どもたちと会う機会はない」

  ということです。

  もちろん1年生で受け持って、また2年生になって3分の1の子を

  受け持つとか、そういうことはあります。

  しかしこの出会いはまさに「一期一会」です。

  このことは「もうこの保護者とも会うことはない」と

  いうことです。

  クレーマーであっても、サポーターであっても

  どちらにせよ、3月で終わりということです。

  この「悲しい」あるいは「嬉しい」別れは

  教師なればこその「別れ」です。

  ましてや異動があればなおさらのことです。

  この気持ちが2月3月の学級経営に影響します。