2020年教育が大きく変わる!は嘘です

次の記事をみてください。
「ママ必見!2020年 教育は大きく変わります」 

https://coeteco.jp/articles/10245?fbclid=IwAR0IndHmijb60mL6ykRVZLRMxCShk462JCm-EoFzAE01lAyDznECNyOm3Hs


これはもちろん教育界を知らない「素人」が書いた文章です。

これを読んだ方は「やっぱりオリンピックが開かれるし、日本はすごい」と

思われるのではないでしょうか。

教育界の人はそんなことは嘘だとわかっています。

今までも学習指導要領は10年ごとに改定されましたが

中身はほとんど変わっていません。

表現は変わりますがその中身は「生きる力」「アクティブラーニング」(流石に

削除されましたね)などなど、まるで意味のない言葉が

連なっているばかりです。

教職34年の経験から言います。

教育界というのは社会より通常20年、遅れています。

これは私の実感です。

教育課程審議会のメンバーの「有識者」には

現場の教員(教諭)が一人もいないからです。

学者、評論家、もっというと現場を知らない無学な

人々です。

彼らがこの国の学習指導要領(教科書の元)を

作っているのです。

恐ろしい国ですよね。

期待するのが無理です。

実は2020年になっても何も変わりません。

改訂ごとに表紙だけ「新」とつけるだけです。

これは事実です。

教育は変わりません。残念ながら。

現場の声が政治家に届くのは10年かかります。

変革されるまでにはまた10年かかります。


秋山 仁東海大学教授
荒井 克弘東北大学教授
安齋 省一前東京都世田谷区立八幡中学校長
石原 多賀子金沢市教育委員会教育長
市川 伸一東京大学教授
今成 昭東京都立晴海総合高等学校長
梶田 正巳名古屋大学高等教育研究センター長
川合 眞紀理化学研究所主任研究員
木村 孟大学評価・学位授与機構長
桐川 卓雄埼玉県教育委員会教育長
工藤 文三国立教育研究所教科教育研究部教科教育開発室長
児島 邦宏東京学芸大学教授
坂元 弘直東京国立博物館長
塩美 佐枝聖徳大学短期大学部助教授
滝口 俊子京都文教大学教授
立中 幸江東京都江東区立数矢小学校長
田村 哲夫学校法人渋谷教育学園理事長、幕張中・高等学校長
永井 順國女子美術大学教授
西嶋 美那子日本経営者団体連盟労務法制部次長
野口 克海大阪府教育委員会理事、大阪府教育センター所長
野村 新大分大学長
細村 迪夫群馬大学名誉教授
松井 石根社団法人日本PTA全国協議会顧問
三屋 裕子筑波スポーツ科学研究所副所長
村松 岐夫京都大学教授
山極 隆玉川大学教授
養老 孟司北里大学教授
渡邉 三枝子筑波大学教授