新学期学年主任が真っ先にやる10のこと

1 学年の問題児・問題保護者(あえて言わせていただく・保護者も含む)を把握する。

  これは学年主任として押さえておくべき各クラスのポイントである。

  彼ら、彼女らを常に把握することで学年が安定するかしないかが決まるからである。

  ただし先入観が強すぎてもいけない。

2  学年の行事を月ごとに全て書き出し、計画を割り振ること。

  見学、観察、外出、学年集会、音楽会、遠足、など

  学年の取り組みを決め、予算配分をして分担しておく。全て学年主任が

  抱え込まないようにする。やらせることも大切。

3 学年の購入備品、教材教具、テスト類を決め、予算を立てること。

  図工の絵を描く会が秋にあるなら、4月のうちに計画は立てて

  それに向けて教材を揃えていく。とともに「練習」を重ねて本番に。

  秋に学年のA先生が研究授業を「ごんぎつね」でするなら

  夏休みに学年旅行を組み、知多半島の新美南吉記念館に行く。

  1年間の予定を4月に立てること。先を見通しておく。

4 運動会の種目や徒競走の順番をどうするか大まかに方針を打ち出す。

  ダンスでいくのか、組み立て体操でいくのか、全員リレーか選抜リレーか

  男女別か、走力別か、などの方針を打ち出し、準備する。

5 年間指導計画を最初の学年会でだし、教科の進度をある程度

  (無理に揃える必要はない)示しておく。

  また、TTの方法を決めておく。

6 学年で千円くらい積み立てをして、お菓子代にあて、

  学年会や休憩でダベリングの時間も取ることが重要。

  学年はなんでも話せるコミュニケーション、あるいは

  飲みニュケーションが大切。(毎月1回くらいが理想。)

7 学年の先生が急病の時にどうしたらいいか、対処の

  仕方を出しておく。級外の先生がいればいいが、最近は

  つかないことも多く、合体や合国、合音など一緒にやるべきものを

  決めておくと、いざという時に慌てなくてすむ。

8 緊急時の避難経路と学年主任への報告を決めておく。

  「◯年◯組、在籍35名、欠席1名、異常ありません」

  少しでも早くするため、分かっていることは言わなくて良い。

  学年内で言ったことにすれば良い。

  「欠席1、異常なし」で良い。

  そうすれば学年主任は欠席だけ足して報告すれば良い。

  教頭へ報告。「在籍140名。欠席3名。異常ありません」

  おそらく一番最初に報告ができる。

9 学年だよりの名前と書く順番を月ごとに決めておく。

  昨年度のものを参考にして、出来るだけ「ペースト」で

  良いので、合理化する。1ヶ月に1回で良い。

  学校だよりとかぶる予定などは載せなくて良い。

  保護者は具体的な行動と学年行事の日にち、時間が知りたい。

  教科の進度は載せない。(各クラスばらばらで良い)

10 学年主任は一日一回各クラスを通れる場所にクラスを

  持ってくるのが良い。靴箱から上がってきて1組を自然に

  通り、4組まで行く。つまり学年主任は4くみ。一番奥。

  このような「教室配置」が良い。