さあ、来週からの授業。すぐに学習を開始!

1 一番悪いパターン。
 
  月曜日の一時間目から「学級活動」。

  学級委員を決めたり、係を決めたり、席替えをしたり・・・

  そんなのは3日目でOK.

  1日目から「授業」をするのです。

  何の授業って、教科書です。

  国語一時間、最初のページ。

  おそらくどの教科書も「詩」が載っています。

  どういう思いでこの一年間をやるのか

  春の喜びとは何か、そういったことを

  授業するのです。

2 算数は、これも「数の面白さ」の授業をするのです。

  数楽ですね。

  1+2+3+4+5+6+7+8+9=???

       この計算をどうやったら早く、簡単に、正確にできるか

  考えるのです。

  大人はすぐに最初の1と最後の9で10、

  2番目の2と最後から2番目で10・・・と

  考えつくことでしょう。

  それを「発見させること」が大切です。

  算数とは数の遊びだと教えるのです。

  「法則を見つける遊び」なんです。

  この一年がきっと楽しくなります。

3 理科は取ってきた「菜の花」や「桜」の花の観察、

  「解剖」から始めましょう。

  様々な発見をノートに書かせましょう。

  花の作りのほとんどは「発見」するはずです。

  それを定義していくのが科学です。

4 社会は人の生活の中で役立っていることや物を

  取り上げましょう。

  コンビニやスマホなど仕組みやすることなどを

  書き出し、いつ、どこで、どんな風に、いくら

  使うのか、それらを調べていく「楽しさ」を追求していきます。

5 そういった「授業をやること」が大切です。

  一日一時間だけは「学級会を入れて」組織を作っていきましょう。

  最初の3日間で組織を無理に作る必要はありません。

  「黄金の三日間」というのは授業をやることです。

  授業の中で「学習の決まりごと」を定着させていきます。

  定着させるとは子供達の仕草を「価値づけること」で

  それを「クラスの決まり」「授業の決まり」にしようねと

  出てきたことの中から「定着を図って」いくのです。

  強制的にではなく、出てきたときにです。

6 いいですか、再度言います。

  学級会が一日中続くような「黄金の三日間」ではダメです。

  「授業」こそやるのです。

  急ぐ必要はありません。

  子供の意見を「価値づけること」で定着を図る、

  このスタンスをお忘れなく。