何をやらないかを決める 完璧主義の撤廃

1 教師は真面目である。

  だから「完璧主義」の人が多い。

  全てやらないと気が済まない。

  テストが30枚あったらそれを全てやらないと気が済まない。

  だから、自分で自分の首を絞めている。

  完璧主義を捨てよう。

  まとめのテストはいらない。

  こっそり捨てましょう。

2 教師は几帳面である。

  だから、「とめ、はね、はらい」まで正確に見る人が多い。

  漢字の指導は「だいたいが書ければ良い」のだ。

  しかも今の時代はほとんど自筆はない。

  書くより読むが大切。

  令和の令と言う字も「点か横棒」「伸ばすかマか」

  二つの書き方があるが、「どちらでも良い」となっている。

  こういうところに気を使っていると疲れる。

  ズボラがいい。

3 ドリルの丸付けは誰がやるか。

  子供達にやらせればいい。

  いい加減に丸付けして困る、と言うのは子供による。

  むしろ子供の方が「厳しい」時も多い。

  それをスーパーのカゴにドリルや日記を入れて持ち歩いて

  いる先生がいるが、僕から言わせると「無駄な努力」

  もっと効率的で力のつく方法はいくらでもある。

  「赤ペン」が入っていないと「気が済まない」先生が多い。

  記号だけで良い。

  子供達も親も納得する。

4 アンケートも「何のためにやるか」考えて効率的にやりたい。

  効率的と言うと「もっと丁寧に、慎重にやらないとダメだ」と言う

  人がいる。そのアンケートをやることで得られる子供達のメリットは

  なにかを考えなさい。出すことだけにフォーカスして、肝心の

  「何のために」が抜けている。

  一人ずつ書いて、集計の非効率さを認識しよう。

  目をつぶって「挙手」で十分。

  完璧主義を撤廃しよう。 

5 こういったことが本当の「働き方改革」だ。

  国から強制されて時短をやることではない。

  静岡教育サークル 私の著書(共著)